私は綜合農法研究会の事務局長をしているが、
その団体では毎年寒の入りから立春までの期間、気温と湿度を計測し、
一年間の天気を予想するという「寒試し」という古来からの天気予想をしている。
結論から言うと、今年の天気は
「夏に長雨や曇天が多く日照不足が心配される年」と予想している。
まず3月4月は徐々に暖かくはなるものの寒い日が多く、
土は乾きにくいと思われる。今冬の雪の多さも起因している。
5月6月は天気が良いと思われるが、7月からは梅雨が長引くのではないかと
予想している。8月は昨年のような酷暑はない。雨曇天による日照不足に起因する。
また急激な低気圧の発達は台風の襲来より怖い。
作物の出来はあまり変わらないかむしろ豊作となりうるが、
夏の野菜は病気や生理障害が心配される。
化成肥料や農薬に頼り切った農法では、良いものは育てにくいだろう。
秋は比較的好天が続くので稲刈りは良いかもしれないが、
10月後半からは天気が崩れ始めるかもしれない。
りんごは5月の花が咲く時期を乗り切れば豊作になる。
りんごはそもそも品薄状態が続いているので今年もよい値段が取れると思われる。
いずれにしても、天気の予想は予想として、
土作りに力点を置いた農法に切り替えていく必要がある。